別所由加 ハリケーンランプ職人5代目、株式会社WINGED WHEELは国内唯一のランプ屋
別所由加 ハリケーンランプ職人5代目、株式会社WINGED WHEELは国内唯一のランプ屋
目次
アウトドアブームでハリケーンランプの需要
現在、巷では、空前のアウトドアブーム。
国産のハリケーンランプを作るランプ職人の別所由加さん31歳。
株式会社WINGED WHEELは大阪・八尾市の小さな町工場で
国内唯一のランプ屋さんです。
別所由加さんは5代目。
大正時代に曾祖父が研究開発したハリケーンランプを1世紀変わらぬ伝統を守っています。
その伝統は現代のインテリアにも馴染み、アウトドアブームで大人気になっています。
別所由加は株式会社WINGED WHEEL代表取締役
1989年 大阪府出身。
5代目ハリケーンランプ職人。
国内唯一のランプ屋。
株式会社WINGED WHEEL代表取締役
中学・高校・大学と音楽打ち込む。
高校時代には、「伝説の部長」に
20歳の知己に大学を中退して株式会社WINGED WHEELに入社する。
趣味は映画鑑賞
現在5年待ちのハリケーンランプを作るランプ職人。
ランプ職人は別所由加さん一人だけ。
完成までおよそ300もの工程を必要とするため、2~3ヶ月で50個のランプを作るのが限界です。
ハリケーンランプとは
ハリケーンランプはオイルランプの一種で、嵐の中でも炎が消えないというところから「ハリケーンランプ」と名付けられました。
キャップや登山などのアウトドアや暖房器具などで活用されています。
国産ハリケーンランプは別所由加さんの曽祖父・留吉さんが開発しました。
日本の一般家庭の灯りがオイルランプだった大正時代に別所家に国産ハリケーンランプ製造の話が出たのでした。
職人気質の留吉さんは、10年間の研究と開発を重ねて『帝（みかど）ランプ』という最高のランプを作りだしました。
1933年昭和8年「合資会社別所ランプ製作所」が留吉さん経営の会社を作り、ハリケーンランプの製造を開始ました。
『帝（みかど）ランプ』は日本だけでなく「WINGED WHEEL」名前で世界中に輸出されるようになったそうです。
1955年 宮崎商店商標権を譲渡されます。、
しかし、大阪に数社あったランプ口金工場が相次いで廃業していく中、その中の一社から「ランプの炎を絶やさないで欲しい」と金型類を託されます。
1955年にベトナム戦争が始まるとハリケーンランプの需要は高まり、従業員は200人、1日あたりの生産台数は、2000台にも上り、終戦の1975年まで好景気は続きました。
その後、電気の普及やオイルショックなどの時代の流れでハリケーンランプの需要がなくなります。
1980年に農業用ハウス栽培用ランプとして新市場を開拓していく。
2003年「別所ランプ製作所」事実上の倒産で解散になっていまいます。
が翌年、2004年 別所二三子が八尾市北亀井町「別所ランプ工芸社」と個人創業することに。
2007年 ランプの名前だった「WINGED WHEEL」の名前を使って
株式会社WINGED WHEELを設立し、別所二三子が代表取締役社長に就任
2011年 ついに別所由加が株式会社WINGED WHEELに入社します。
2012年 オンラインショップを開設
2013年 別所由加 が代表取締役に就任
別所由加が情熱大陸に出演
2020年9月13日（日）23時00分～23時30分の放送の情熱大陸は
情熱大陸【別所由加/予約“5年”待ちのハリケーンランプ…一家相伝の灯を守る】
このあと23:00~『情熱大陸』
ランプ職人／別所由加
予約5年待ちのハリケーンランプ。
夏の終わりに、癒しの灯りをー。#情熱大陸 #mbs #tbs #別所由加 #ハリケーンランプ #アウトドア pic.twitter.com/LwSHWGVJp4— 情熱大陸 (@jounetsu) September 13, 2020
ランプ職人/別所由加▽「世の中が大変な時こそ、見る人の癒しになる灯りを作りたい」嵐の夜でも消えないランプを作る、小さな町工場の女性職人!変わらぬ伝統と新たな挑戦
番組内容
今、巷では空前のアウトドアブーム。キャンプの夜には欠かせない『ハリケーンランプ』を作る女性職人がいる。別所由加31歳。大正時代に日本で初めてハリケーンランプを製造した曽祖父の会社5代目だが、職人は別所1人だけ。完成までおよそ300もの工程を必要とするランプの予約待ちの客は年々増加…だが、「ブームはいつか終わる」と最近は新作ランプの試作にも打ち込む。1世紀変わらぬ伝統を守る職人のひと夏と思いとは。プロフィール
ランプ職人/別所由加
1988年大阪府出身。創業者でもある曽祖父は日本で始めてハリケーンランプの製造を始めたランプ職人。
中学・高校・大学と音楽(特にドラム)に打ち込む。
高校時代は100人以上の軽音部を束ね“伝説の部長”と崇められた。20歳の時に大学を中退。
右も左も分からない状態からランプ作りを学び、7年前に5代目を受け継ぐ。プライベートはアウトドアに興味がなく、趣味は映画鑑賞という超インドア派
