第一幸福丸は横浜海上保安部巡視船「いず」の潜水士「海猿」よって90時間ぶりに救助された

第一幸福丸は横浜海上保安部巡視船「いず」の潜水士「海猿」よって90時間ぶりに救助された

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目次

第一幸福丸は2009年10月24日転覆

第一幸福丸は、佐賀県唐津市の漁船で船長ほか乗組員7名が乗船していました。
金目鯛(きんめだい)漁のため、2009年10月19日午前7時頃、僚船3隻とともに下田港を出港した後、八丈島近海で操業し、25日午前8時頃、下田港に入港予定でした。

2009年10月25日午前7時、伊豆漁協下田支所から下田海上保安部に「24日午後4時頃の八丈島西方約93キロメートル付近海域で、僚船との無線交信を最後に、漁船『第一幸福丸』と連絡がとれていない。」旨の通報が入りました。

海上保安庁は、巡視船・航空機で捜索するとともに、海上自衛隊に対し災害派遣要請を行いました。

第一幸福丸を4日後の10月28日に発見

4日後、10月28日午前10時30分頃、海上自衛隊航空機が八丈島の北北東約55キロメートル付近海域で転覆した第一幸福丸の船体を発見します。

横浜海上保安部巡視船「いず」の海猿が救出へ

自衛隊航空機が第一幸福丸を発見、すぐに横浜海上保安部巡視船「いず」が救出に向かいます。

横浜海上保安部巡視船「いず」の第3管区海上保安本部の潜水士6人が救助にあたりました。
転覆した船底をたたき、生存を確認。
船内に残っていた乗組員3名を救出しました。

約1時間、午後0時50分までの救出劇だったそうです。
助けられた乗組員3名は、巡視船「しきしま」搭載ヘリコプターで八丈島の病院に搬送されました。

その日の天候は台風20号の通過に伴う荒天、
さらに、転覆船周辺に漂う漁具等の障害物の悪条件が
重なっていて奇跡の救出だったとされています。

「『助けるからな』と言われ、ほっとした」
海猿は本当にいたと救助された乗組員たちは言っていたそうです

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3人が4日間第一幸福丸の船内で耐えた

3人は暗い船内の中で4日間じっと救出を待っていました。
3人が4日間、生き続けられた要因は

・船底の床板裏側にいたため海水にぬれず、体温の低下を免れた。
・3人が横になってほとんど動かなかったことが酸素消費の抑制につながった。

『生存書』より

『生き抜くために、望みを捨てるな、
救助は必ずやってくる。
避難、漂流と人生最悪の極限であるが、
強い精神力で3日は生き延びよう。
あとは10日も生きられる。
海は、不毛の砂漠ではない。
食料の魚、プランクトンもある。
又、魚肉の50~80%は真水である。
船が沈んでも世界はある。
何も恐れることはない。
過去の遭難の犠牲者は、海の為に死んだのではない。
恐怖のために死んだのである。
飢えや乾きによって死ぬには長時間化かかる。
最後の1秒まで生き延びる努力をしよう。
死を急ぐ理由はなにもない。
家族が待っている。』

THE突破ファイルで横浜海上保安部巡視船「いず」の海猿

2019年12月5日(木)19時00分~20時54分の放送の
THE突破ファイルは

突破ファイル
【海上保安庁&日米警察!全部命がけの大救出SP…奈緒・板橋も衝撃】

海上保安庁全面協力!巡視船の潜水士たちに極限指令…嵐で転覆!漂流90時間の船から遭難者をボンベ無しでどう救出?
▼大好評!アメリカンポリス…ケイン巡査VS銃乱射犯

番組内容
緊急出動!海上保安庁&日米警察が全部命がけの大救出SP…救難強化巡視船「いず」の潜水士が立ち向かう極限ミッション!太平洋で漂流90時間…転覆した遭難船から生存者救い出せ!だが肝心の空気ボンベがない…海上保安庁全面協力で衝撃実話を佐伯大地が熱演
▼突破交番…ゆきぽよ巡査出動!都心で銃乱射する犯人どう取り押さえた?
▼大好評!レスキュー隊…砂地獄!サイロで生き埋めの作業員…もがくほど砂の中へ…どうする?

再現VTRも「佐伯大地」さんが熱演しているそうです。

助けられた一般人が取りざたされることは多いけれど
助けた側の公務員が注目されることは少ない。

自衛隊や警察官の方たちもそうですよね。

国民のために命ギリギリのところで働いている人たちにもっと感謝しなくてはならないなと思いました。

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