手足口病にかゆみは?関東も大流行の危機か?九州猛威で警報 大人にも感染で注意!感染予防の方法は?
手足口病にかゆみは?関東も大流行の危機か?九州猛威で警報
大人にも感染で注意!感染予防の方法は?
目次
手足口病が九州で猛威
手足口病が九州で猛威を振るっている。
2019年6月3日から9日までの1週間の患者報告数が
九州の全7県で警報基準値を上回っています。
鹿児島県は前週比約6%増の14.02人
福岡県は約51%増の11.73人
佐賀県は約51%増の11.26人
大分県は約34%増の7.58人
熊本県は約21%増の6.4人
長崎県は5.27人
宮崎県は10.6人
【手足口病が九州全7県で猛威】https://t.co/kt6wazZ1Cc
手や足などに水疱性の発疹が現れる手足口病が九州で猛威を振るっている。手洗いの励行に加え、タオルの共用を避けて感染予防に努めるよう求めている。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2019年6月17日
手足口病は関東でも大流行か
九州の手足口病の猛威で、厚労省が発表した患者数は、
今月9日までの1週間で2622人で前の週の薬倍に増えている。
ウィルス性の感染症で接触の他、かかった人の咳、くしゃみなどから感染する飛沫感染で免疫力の弱い乳幼児の感染が多いことから広がるのが早い。
関東まで感染が広がるのは時間の問題ではないかと
心配されている。
手足口病のかゆみは 発症まで経緯
手足口病は、飛沫や接触によって感染します。
潜伏期間は感染から3―5日間
飛沫感染などだと口腔粘膜が始めに発症
口腔内の発疹はすぐに破れて潰瘍性になります。
その後手のひら、足の甲・裏などに2―3ミリの水疱性発疹が現れます。
その際にかゆみや痛みが伴います。
手足口病の症状は、3~7日ほど経つと消えていきます。
手足口病の水ぶくれは「かさぶた」にならないのが特徴です。
また、最近は発疹が、手足口以外にひじ、ひざ、お尻などに出ることが増えています。
手足口病とは
手足口病は、水疱性の発疹を主な症状とした急性ウイルス性感染症で、手のひら、足の裏、口の中に痛みをともなう発疹が現れる夏風邪。
乳幼児を中心で九州でも9割近くが4歳未満とされる。
原因病原体はコクサッキーウイルスやエコーウイルス、エンテロウイルス
多くの子供は、小学校に入学する前にこれらのウィルスに感染していて免疫を持っていることが多いことから、感染するのは、乳幼児が多い。
しかし一度、手足口病にかかり、免疫ができても何度もかかる場合があります。
手足口病には、ウィルスがいくつもあるのです。
「コクサッキーウイルスCA6・A16」
「エンテロウイルス71」
「エコーウイルス」
「コクサッキーウイルスA10」
などがあり、かかったことがないウィルスと接触すると何度も
発症してしまうということになります。
そのため、原因ウィルスを特定する検査をする医療機関もあります。
原因ウイルスを特定するための検査
一部の医療機関では、必要に応じてウイルスを特定するための検査を行うことがあります。
検査には、以下3つの方法があります。
・水疱の内容物、咽頭(いんとう)拭い液、便、直腸拭い液を用いた病原体の同定(ウイルス分離)
・ウイルス遺伝子の特定(PCR法)
・ウイルスに感染した際に体内で作られる抗体の検出(血液検査)
合併症につながると危険に繋がる可能性
手足口病は、基本的には良好な経過をたどって一週間程度で自然に治る病気です。
口の中の水疱は痛みが伴うため、食べ物を口にすることがつらくなります。
そのため、脱水症状になることを注意しなければなりません。
どうしても、食べ物を受け付けない場合は、点滴をした方がよいでしょう。
抗ウイルス薬はないため、かかった場合は、熱を下げたり、発疹の痛みを抑えたりする解熱鎮痛剤による対症療法が中心となります。
まれに「髄膜炎」「小脳失調症」「脳炎」といった中枢神経系の合併症、
「心筋炎」「神経原性肺水腫」「急性弛緩性麻痺」などを引き起こすケースもあります。
手足口病だと甘くみないで、高熱が続いたり、頭痛、嘔吐などの症状がある場合は、医療機関をすぐに受診することが大切です。
手足口病は、大人もかかる
手足口病は、9割が子供がかかる病気ですが、
大人もかかることがあります。
ウィルス感染で、免疫がないウィルスに接触すると感染してしまいます。
そして、手足口病は、子供より大人の方が症状が重くでやすいのが特徴です。
発疹の痛みは子供よりも大人は強く、足の裏の発疹は
歩けないほどの痛みだとも言います。
さらに、全身倦怠感、悪寒、関節痛、筋肉痛などの症状が出ることがあるのも、大人の特徴です。
乳幼児の便からも感染することがあるので、手足口病の子供の
おむつを取り替えたら、特に手洗いは丁寧にすることが大切です。
手足口病の感染予防の方法
手足口病は飛沫感染なので、かかった人の唾液などが口に入らないようにすることが大切です。
接触でも感染します。
公共交通機関などで接触してしまうこともあります。
・手洗い、うがいを念入りに。
・免疫力を高めることが大事。
・栄養、睡眠をしっかり取ること。
・長時間の日焼けをさける。
これは、手足口病だけでなくすべての病気の予防になりますね。