キットセイコー、下平製作所はやぶさ2帰還 下町ロケットで注目

キットセイコー、下平製作所はやぶさ2帰還 下町ロケットで注目

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はやぶさ2の帰還記者会見

小惑星探査機「はやぶさ2」から分離されて、地球に向かっていたカプセルが2020年12月6日オーストラリア上空で大気圏に突入に突入火球となってオーストラリアの砂漠に無事帰還し回収されました。

記者会見では、JAXAの山川宏理事長に始まり、JAXA宇宙科学研究所 所長 國中均さん、そして、はやぶさ2プロジェクトマネージャ 津田雄一さんは、「完ぺき」と満面も笑みでの会見でした。

総括として点数を問われた津田プロマネは、なんと「100点満点の1万点」と即答

津田雄一さん
「私たちは太陽系の歴史を手に入れることができました。100点満点で言うと1000点。本当に今回は言うことなし。完璧に動きましたし、事前の準備も含めてパーフェクトでした。」

カプセルが日本に到着して、分析が進むとまた新たな喜びが溢れることでしょう。

キットセイコー、下平製作所下町ロケットがはやぶさ2に

100点満点中1万点の大成功を収めることができたのはいろんな努力の積み重ねです。

その中で最近注目されつつあるのが町工場の代名詞「下町ロケット」町工場の精巧な技術で作られた部品がはやぶさ2にも使われていたのです。
その町工場とは。

キットセイコー

キットセイコーは、埼玉県羽生市にある、従業員20人ほどの町工場。
昭和15年の創業以来、大手航空機メーカーから特殊ねじを中心に数多くの部品の開発や製造を請け負ってきました。
昭和45年に打ち上げられた日本初の人工衛星「おおすみ」を始め、数多くの人工衛星の部品を担当しています。

キットセイコーがはやぶさ2で使われたのは、「六角穴付きボルト」はやぶさ2に本体にさまざまな機器を取り付けるのに使われています。
約500本が使われていて、ボルトの大きさは、直径3~3ミリを中心に長さ数センチから30センチとさまざまな大きさのボルトを作りました。

特徴的なのは、材質にあるそうです。
64チタン合金と呼ばれるものでインプラント(人工歯根)などにも使われ、ゴルフクラブに使用される純チタンよりも硬く、軽くて壊れにくいとされています。

キットセイコーでのねじの製造は、ほぼすべてが手作業。
手書きの図面を見ながら、長さ3メートルほどの棒状の材料を必要な分だけ切断したり、削ったりしながら形を整えていく。

現代では、当たり前のCAD(コンピューター支援設計)やCAM(コンピューター支援製造)といったソフトウエアを使わないアナログな世界。

若手従業員が一人前として育つまでには、時間がかかるが、
田辺弘栄社長は「育ったときは相当高度なスキルを持った職人になっている」と話します。

初代はやぶさで活躍した先輩職人が若い従業員をマンツーマンで育成して、今回、はやぶさ2は、若い職人が中心になって開発に当たったそうです。

下平製作所

下平製作所は、横浜市金沢区の住宅街の一角にある従業員30人ほどの町工場。
約半世紀にわたって航空機や人工衛星の部品を製造していきました。
初代はやぶさでは、1997年に取引先の大手航空機部品メーカーの担当者から図面を渡されたのがきっかけだったそうです。

下平製作所は、初代はやぶさと同じ、土壌採取装置「サンプラーホーン」と、試料が入ったカプセルを地球に送り出す「カプセル分離スプリング」のばねをつなぎあわせる部品を約800個を製作したそうです。
1センチにも満たない小さな部品で、カプセルを押し出すスプリングとはやぶさ本体をつなぎ合わせる重要な役割を担っています。

社長の川口伸児さんは、
「自分が作ったものが宇宙に行って、大仕事を成し遂げて帰ってくることは、なかなかあることではない。小さな町工場でもそれができると今回、一つ証明できた」と話しています。

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はやぶさ2プロジェクトのスケジュール

「はやぶさ2」は、「はやぶさ」後継機として小惑星サンプルリターンを行うミッション
「はやぶさ」は世界で初めて小惑星からその表面物質を持ち帰ることに成功しました。

「はやぶさ」が探査した小惑星イトカワ(S型)とは別の種類の小惑星(C型)を探査することにより、惑星の起源だけでなく地球の海の水の起源や生命の原材料をも探求するミッションになります。

「はやぶさ2」が目指す小惑星は、C型の小惑星(162173)リュウグウで、太陽系が生まれた頃(今から約46億年前)の水や有機物が、今でも残されていると考えられています。

地球の水はどこから来たのか、生命を構成する有機物はどこでできたのか。
そんな疑問を持ち帰ったカプセルの中身から解くことができるのでしょうか。

はやぶさ2の日程

2011年よりはやぶさ2の開発をスタート。
2014年12月3日13時22分4秒、小惑星探査機「はやぶさ2」が種子島宇宙センターよりH-IIAロケットによって打ち上げられた。
2014年12月3日15時9分 はさぶさ2はH-IIAロケットからの分離に成功 C型小惑星「1999 JU3」を目指した飛行を開始

2018年6月27日 C型小惑星「1999 JU3」到着
2019年2月 最初の着陸
2019年4月 金属の塊を小惑星表面に打ち込み、世界で初めて人工クレーターを作ることにも成功
2019年7月11日、小惑星「リュウグウ」への2回目のタッチダウン(着陸)リュウグウ表面の岩石を採取できた

2019年12月末に小惑星を離脱して地球に向かう

2020年12月5日 小惑星探査機はやぶさ2は、14:30に小惑星サンプルは手順通り、計画通り分離されて、5分後に探査機から届いた姿勢変更や火薬を使ってカプセルの固定具を外した際の熱の上昇などのデータをもとに分離が確認されて

小惑星リュウグウの物質サンプルコンテナを収めた再突入カプセルを探査機本体から分離することに成功

はやぶさ2のミッションに、大気圏に再突入して火球となったカプセルを宇宙から撮影することのありました。
その後、地球から離れていくときには、地球全体を撮影。
「探査機は日本を見つめながら手を振って行った」

今後のはやぶさ2のミッションは

今後のはやぶさ2の拡張ミとして、11年という長い旅に出ました。
目的地は2031年に到着予定の100億キロ離れた新たな微小小惑星「1998 KY26」
このミッションは10年を超える長期間のもので、その旅程で様々な試みを行いながら、高速自転する「1998 KY26」へのランデブーを目指します。

ターゲットマーカ投下やタッチダウンなどの難しいミッションにも挑戦するかもしれません。

最大の目的であるリュウグウのサンプルを持ち帰った後は、
現在の規模でチームを維持することは無いだろう。
おそらく、どこかの段階でプロマネも若手に交代することになるだろうと言われています。

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