佐々木甲はエアボートを災害救助用に開発!三陸出身でフレッシュエアー社社長!日本初境町が自治体で導入し、台風19号でも活躍!

佐々木甲はエアボートを災害救助用に開発!三陸出身でフレッシュエアー社社長!日本初境町が自治体で導入し、台風19号でも活躍!

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目次

佐々木甲はエアボートを災害救助用に開発

日本では、エアボートを災害救助艇として有効利用されていないことを残念に思い、ならばと佐々木甲さんは、エアボートを災害救助艇として開発することを決心し、台風19号でも大活躍します。

エアボートは、プロペラを推進力に進むことでき、プロペラが水中にないため、がれきや浮遊物などを巻き込む心配がないため、水位が低い場所でも移動できる。

エアボートは船底が平で通常の船より水底のがれきに邪魔されずに進める。
条件が合えば最高時速60~70キロで移動もできる。

エアボートは水害時の救助用ボートとしては有効なボートで、
海外では、スクリュー船では到底行けない所(浅い水路や河川、池、湿地や沼地から結氷面、漂流物が浮いた場所など)で、救助艇として大活躍しています。

アメリカでは、消防、警察、沿岸警備などで導入されているほか、ホームビルドで楽しんでいる人たちがいるくらい、
レジャーや水上作業などでも広く使われていて大変ポピュラーな乗り物だそうですが、日本ではまだまだ少ないようです。

佐々木甲さんは、三陸出身でフレッシュエアー社社長

佐々木甲さんは、フレッシュエアー社の社長さん。
東京都新宿区戸山2丁目3番地3-101が本社

ホームページ
エアボートの製造販売・株式会社フレッシュエアー

日本で唯一、エアボートを製造している会社です。

設立は2007年7月、元々は、店舗デザインや施工などの内装業を請け負う会社としてスタートしています。
その技術の応用として個人的にエアボート製作を行っていました。
佐々木甲さんは、エアボートが水害にとても有効だということは十分知っていました。そして日本ではあまり普及されていないことも残念だと思っていました。

2011年3月11日に東日本大震災が起こります。
ニュースを見て佐々木甲さんは出身地の三陸が水害になっている姿をとても悲しく見ていたといいます。

津波にのまれた市街地で救助ボートが瓦礫に阻まれて進めない光景目にした佐々木甲さんは
「あの場所にエアボートがあればと、猛烈なもどかしさを感じた」と悔やんだそうです。
それまでレジャー用ボートの製造を行っていたが
「日本の環境に合った救助用エアボートを作る」と決意し
フレッシュエアー社はエアボート制作を本格的に始まったそうです。

海外から輸入したボートを、日本の狭い道路や住宅街でも活動できるように改造しました。

現在では、富士山の麓の山中湖にベースを持ち開発・製造・実験のための開発拠点をメインとしている。その他にも猪苗代湖にも中規模施設を保有している。

2013年の東京国際消防防災展に初出展します。

台風19号で長野県千曲川水害エリアで活動

水害には、エアボートが有効ということが段々知られていくようになりました。

台風19号で長野県千曲川での水害でもエアボートが活動しました。

鬼怒川が決壊し水没した常総市での救助活動

2015年、フレッシュエアー社のエアボートは救助に向かいました。
2015年9月、鬼怒川が決壊し、常総市が水没してしまった時に
地元消防署の応援要請がありました。

活動を始めたのは午前3時。
真っ暗な住宅街は、水没していて驚くほど静かでした。

「本当に救助者がいるのか?」と不安だったそうです。
しかし、エンジン音を聞いた住民が一斉に窓を開けて
「ここだ!助けて!」と救助を求めてきた。
そして、約8時間の間に1艇で46人を救助することができました。

それまで大きなプロペラによる“羽音”は救助において弱点だと考えていた。
でも、救助者にとっては希望の音に聞こえる。
プロペラの音を「レスキューサウンド」と呼ばれていること知るのでした。

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日本の公的機関での導入はまだ少なく、高知県警と境町に

日本では、高知県警が水害時に救助活動に備え2016年4月に導入しています。

2016年高知県警が全国の警察で初めて導入した水難救助活動用の「エアボート(プロペラボート)」

岸から陸に上がり、街中の走行も可能、船尾に設置された直径2メートルのプロペラの風力を推進力としている。
操縦を担当する機動隊員の森田隆さん(当時24)は
「ゴムボートに比べ安定性が高い」と話していた。

境町は自治体として初めてエアボートを導入、2017年7月からの
運行しているそうです。

災害時にはもちろんですがレジャー用としても楽しんでもらおうと平常時にはさかいまちづくり公社が運航

「さかいリバーサイドパーク」のアトラクションの一つとして
活用するようです。

進水式で橋本正裕町長は、
「利根川で水害が起こった場合、さまざまなことで役に立つと思う」
町観光協会の野口富太郎会長は
「安全に注意を払いながら、町を盛り上げていきたい」
と語っていました。

災害時だけでなく観光としてレジャーボートして使ってもらえるのは、フレッシュエアー社の佐々木甲社長の正に望んでいることなのでは、ないでしょうか。

台風19号での活動もあり、これからは導入する公的機関も増えるのでは?

エアボートの海外での救助活動の実績は

海外では、大きな救助に活動をしています。

記録的なニューオリンズの大水害では、全米から3500台のエアボートがボランティアで集まり、水没した街中を走り廻り多くの市民を救助しました。

タイの大洪水でも、軍のエアボートが大活躍したのが記憶に新しいです。

フレッシュエアー製エアボートは

フレッシュエアー製エアボートの主な製品

・救助用エアボートFARシリーズ
・レジャー用エアボートFAシリーズ

主なオリジナルオプション製品

アイゼンブレーキ
氷上(雪上)走行における制動性能を高めるためのブレーキシステム。

リトラクタブルトリムシステム
小型船舶に使用されるトリムタブをエアボート専用仕様に開発したもの。走行姿勢に大きな影響を及ぼす乗船状態による重心の違いを補正してくれるシステム。

スクーパー(FARシリーズには標準)
船首に装備し、建設重機のホイルローダーのバケットの様に動く網状の救助ツール。落水者救助を始め、運搬、浮遊物収容など幅広く利用できる。

エスキモーロールシステム
転覆した際に、船自体の予備動力を利用して姿勢復元を行う装置。

佐々木甲のエアボートがガイヤの夜明けに

2019年11月12日(火)22時00分~22時54分の放送

ガイヤの夜明けは

ガイアの夜明け【台風から1カ月 命を救う挑戦者たち】

台風の被災地でガイアだけが見た現場…
▽執念の技術者が生んだ救命ボート…逃げ遅れた人を救え▽断水地域で大活躍!水道不要のハイテクシャワー
▽水没した車を救うプロ集団

番組内容
10月12日、本州を襲った台風19号。過去最大規模の勢力を保ったまま、関東地方へ上陸。東京をはじめ東日本各地で猛威を振るい、甚大な被害を及ぼした。特に大きかったのが浸水。さらにその後の断水が被災者を苦しめた。 そんな被災地で、名もなき企業や人たちが、一人でも多くの被災者を救うため汗を流していた。

番組内容続き
その中には番組がかつて追いかけていた主人公たちの姿も…。 巨大台風から1ヵ月。その裏で繰り広げられていた、被災者を救う知られざる取り組みに密着した。

佐々木甲さんのfacebookによると台風19号の活動の様子も流れるようです。

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