ピンクの厚底シューズがナイキのヴェイパーフライを国際陸連が禁止か? いつから?イギリスの複数紙が報じる

ピンクの厚底シューズがナイキのヴェイパーフライを国際陸連(IAAF)が禁止か?いつから?イギリスの複数紙が報じる

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目次

ナイキ厚底シューズ 国際陸連が禁止か

ナイキ厚底シューズ「ヴェイパーフライ」国際陸連が禁止か

数々の記録を塗り替えているナイキのピンクの厚底シューズ「ヴェイパーフライ」が使用禁止になるのでは?と

2020年1月にイギリスの「テレグラフ」「タイムズ」「デイリーメール」が報じている。

マラソンでは、男子は2時間を切る記録を作ったり、
女子でも世界記録を更新している。

日本記録を更新した大迫傑選手が厚底シューズを履いていたのも
有名です。

お正月の箱根駅伝でも8割を超える選手が履いていました。
区間新記録は、10区中7区で更新されました。

「ヴェイパーフライ」は軽さとクッション性の両立するために
ミッドソールに航空宇宙産業で使う特殊素材に由来する
フォーム(ズームX)を使っている。

「推進力」をつけるため、特殊素材の間に反発力のあるスプーン状のカーボンプレートを挟み込むなどの技術が詰め込まれている。

厚底シューズの使用禁止となればいつからか

国際陸連の規則では
「競技に使用されるシューズはすべてのランナーが合理的に利用可能でなければならず、不公平なサポートや利点を提供するものであってはいけない」

となっているので、これに抵触するかが焦点となっているそうです。

国際陸連は厚底シューズについて2019年の秋から調査チームを立ち上げていて、今年2020年1月末には調査結果が発表されるという。

禁止ならば、いつからになるのかも発表になるのではとされる。
関係者によると、靴底の厚さの制限をするのではないかと言われています。

主要マラソン選手で上位の記録を持っている人はほとんどこのシューズを履いている。

オリンピックイヤーに入ってから、使用禁止が発表されれば
陸上長距離界に大きな衝撃が走ることになる。

ナイキのピンクの厚底シューズを履く箱根駅伝

ピンクの厚底シューズがマラソンを変えるかもしれない。
ナイキが出しているピンクの厚底シューズ。

お正月の風物詩「箱根駅伝」でもその現象が起こっています。
足元を見て、箱根駅伝を観るのも楽しいかもしれません。

2019年の10月26日の第96回箱根駅伝予選会でも、ナイキのピンクの厚底シューズを履いている選手がとても多かったと言います。

ピンクの厚底シューズは最新モデル。
緑とオレンジのツートンカラーが以前もモデルだそうです。

ある記者さんが上位100名のうちこのナイキの厚底シューズを履いていた率が70パーセントを超えていたとか。
そのうちピンクの厚底シューズも半分近かったとびっくりしていました。

2020年のお正月の箱根駅伝の本線でもナイキのピンクの厚底シューズを履いている選手が目立っています。

1区では、出場選手21人のうち、19人がナイキ厚底シューズを履いていました。

2区で史上初となる1時間5分台で区間賞を取った樹立した
東洋大の相沢晃、
同じく日本人最高を更新した東京国際大の伊藤達彦も
このナイキの厚底シューズを履いていました。

2020年は、天候もよく、このナイキの厚底シューズ効果もあって
まだまだ、記録が伸びそうです。

優勝した青山学院はアディダスと契約していて
これまでは、アディダスのシューズの履いていました。

しかし今回第96回箱根駅伝ではほとんど選手がナイキのピンクの厚底シューズを履いていました。

ナイキのピンクの厚底シューズでマラソン選手が

ナイキのピンクの厚底シューズを履いてマラソンのケネニサ・ベケレ(エチオピア)が

2019年9月29日のベルリンマラソンで世界記録に2秒と迫る2時間1分41秒をマークした。

さらに、世界記録保持者のエリウド・キプチョゲ(ケニア)が
10月12日にウィーンで行われた「INEOS 1.59 Challenge」というイベントで
非公式レースながら、42.195kmを1時間59分40秒で走破しました。

ナイキのピンクの厚底シューズの前のモデルを履いて
キプチョゲは2018年5月にも「BREAKING2」という非公式レースを
2時間0分23秒で走っていました。

そのタイムが縮まったのがピンクの厚底シューズではといわれているのです。

ピンクの厚底シューズの正体は、ナイキの「ヴェイパーフライ」

「ヴェイパーフライ」は世界のマラソンを席巻しているナイキ厚底シューズの最新モデル。

ナイキ厚底シューズ「ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%」
のナイキの説明は

このシューズの革新性は、極めて高いエネルギーリターン率。
秘密はNikeで最も反発力に優れたNike ZoomXフォームに挟まれた、軽量のカーボンファイバー製プレート。
これらのプレートとフォームが連動することで足を前に押し出す感覚が生まれ、走りにスピードを加えるというもの。

さらに厚底でも、極めて頑丈でありながら驚くほど軽量。
水にも強く、頭から水をかぶってもシューズに浸透することはない。
素材は、最新のVaporWeave。

ナイキというと足幅が狭く、日本人には、不向きとされる傾向がある。
実際に、このナイキの厚底シューズを履いて記録を出した
設楽悠太の足幅は狭く、大迫傑の足幅は広い。

市販のこのナイキの厚底シューズは履いて記録を出した二人
ナイキは足幅を選ばないことを証明していると言っている。

「ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%」の新色
「ピンクブラスト」2019年9月15日発売されています。

 

日本でも沢山のマラソン選手がこの「ピンクブラスト」を履いています。

ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%使用選手

大迫傑選手
高久龍選手
重本沙絵選手
山本憲二選手
設楽悠太選手
橋本崚選手
岡本直己選手
松崎璃子選手
藤川拓也選手
萩原歩美選手
岩田勇治選手
服部勇馬選手
堀尾謙介選手
藤本拓選手
福田穣選手
中村匠吾選手
ナイキのHPより

大迫傑選手がマラソンの日本新記録を2時間5分49秒を
設楽悠太選手の2時間6分11秒
の記録を作った時も厚底シューズを履いていました。

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東京オリンピックのマラソン日本代表はナイキの厚底シューズがカギ

2020年1月現在で東京オリンピックの日本のマラソン代表の男女3枠ずつのうち2枠が決まっています。

その中でピンクの厚底シューズ「ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%」「ヴェイパーフライ」を履いているのは

代表内定選手のうち服部勇馬選手のみです。
もしも他の代表選手も履いたら、記録は伸びるのでしょうか。

そして、残り一枠を狙う大迫傑選手、設楽悠太選手も
ナイキのピンクの厚底シューズの使用者です。

東京オリンピックのマラソンの代表選手決定の過程は

東京オリンピックのマラソンの代表枠は男女3名ずつ
そのうち2枠ずつ決定しています。

2019年9月15日(日)に開催された東京オリンピックマラソン日本代表選手選考レース
「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の結果で

男子マラソン
1位 中村匠吾(富士通、2時間11分28秒)
2位 服部勇馬(トヨタ自動車、2時間11分36秒)

女子マラソン
1位 前田穂南(天満屋、2時間25分15秒)
2位 鈴木亜由子(日本郵政グループ、2時間29分02秒)

残りの一枠はこれからのレースに寄ります。

派遣設定記録は
男子「2時間5分49秒以内」
女子「2時間22分22秒以内」のタイム

これらのレースで日本陸連の設定記録を上回り、なおかつ最速のタイムをマークした選手が3枠目を確保する。

誰も設定記録を超えられなかった場合は、MGC3位の選手が代表になる仕組みになっている。

対象となるレースは

男子
福岡国際(2019年12月1日)記録出ず
東京(2020年3月1日)
びわ湖毎日(2020年3月8日)

女子
さいたま国際(2019年12月8日)記録出ず
大阪国際(2020年1月26日)
名古屋ウィメンズ(2020年3月8日)

残り一枠はまだ決定していません。
残りそれぞれ、2試合です。

自己ベストのマラソン記録では

大迫傑は2時間5分50秒
設楽悠太は2時間6分11秒
井上大仁は2時間6分54秒

設定記録は「2時間5分49秒以内」と
まだ、記録を出したことはありませんが、この記録を出さないと
東京オリンピックのマラソンに出場することはできません。

記録を出さないと「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の3位の選手は大迫傑、記録は「2時間11分41秒」に決定します。

設楽悠太選手はなんとしても設定記録を出さないといけません。
逆に設楽悠太選手が設定記録を出してしまうと
大迫傑選手は出場はできなくなります。

大迫傑選手は、もう一度、マラソン大会に出場して、自ら記録を出すのか、あと2大会、誰も記録を出さないことを望んで待つのが
判断が難しいところです。

欧米メディアでは「国際陸連(IAAF)が調査に乗り出す」と競泳水着のようか

ナイキの厚底シューズで記録が飛躍的に伸びていることをほっておくわけではなく

「待った」がかかるかもしれないというニュースが飛び込んできました。

このシューズはいわば“ドーピング”にひっかかるのではないかとの指摘が出ているのです。
先ほども書いたようにマラソンで2時間を切る記録が出たのです。

それは、ナイキの厚底シューズが要因ではと言われているからです。

想像が追いつかないほどの記録が立て続けに生まれたことで、ナイキを使用していないアスリートグループが不満を訴えました。

そして、国際陸連(IAAF)が調査に乗り出すと欧米メディアが報じました。2019年10月19日の事です。

「IAAF」が

「いくつかの技術がスポーツの価値とは相容れないサポートをアスリートに提供しているのは明らかだ。IAAFの課題は新技術の開発と使用の促進と、普遍性、公平性の維持との間で適切なバランスの技術的ルールを見出すこと」

というコメントをだしていることをメディが掲載。

「キプチョゲ、コスゲイの偉業によりシューズテクノロジーへの懸念が高まっている」
「より厳しい規則につながる可能性がある」

と規制するのではと指摘している。

競泳水着の「レーザー・レーサー」は禁止に

規制を思い出されるのは競泳水着の「レーザー・レーサー」

2008年の北京五輪では世界記録は23個も更新されてことで
国際水泳連盟(FINA)が水着素材を布地のみに制限する規定に変更して、2010年から禁止となりました。

このナイキの厚底シューズ「ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%」も競泳水着の「レーザー・レーサー」のようになることはあるのでしょうか。

しかし、競泳水着の「レーザー・レーサー」が禁止になっても競泳の記録は伸び続けている。

マラソンには、薄い素材が適していると言われていた概念を覆し、厚底シューズを開発、記録を伸ばしてきたナイキ。
何かしらの規制があったとてしても、次の技術があるのかもしれませんね。

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