池田匡志は奈良団扇職人 池田含香堂の6代目の28歳! 江戸末期創業透かし彫りの奈良団扇!二代目和風総本家で
池田匡志は奈良団扇職人 池田含香堂(がんこうどう)の6代目の28歳!江戸末期創業透かし彫りの奈良団扇!二代目和風総本家で
目次
池田匡志は奈良団扇職人
奈良団扇は、透かし彫りの団扇。
奈良の伝統工芸品で、歴史は古く奈良時代にさかのぼります。
春日大社の神職の手内職として制作されていた団扇が、
次第に洗練され、江戸時代中頃には現在の透かし彫りの形に。
一時期は途絶えかけました。
しかし、池田含香堂の2代目が明治時代に透かし彫り器具一式を発見します。そして、製法を研究して、復活させたというストーリーがあります。
透かしが空いていても風が抜けないという正に伝統工芸品。
職人技が光る団扇になる。
使う重ねられた20枚の和紙は、奈良団扇のためだけに漉いてもらう貴重な伊予紙。
分厚く重ねた和紙を小刀でザクザクとテンポよく突いていき
透かし彫りにする。
正倉院紋様や奈良にちなむ模様など型紙は約100種類あるという。
一般的な団扇の骨は2、30本。
しかし、奈良団扇は6、70本あります。
なので、しなやかでよくしなり、少しの力で多くの風を得ることができる。
【奈良団扇】掲載!
奈良団扇の特徴は透かし彫りを含めた華やかな見た目と、実用性の高さです。
記事はこちらから:https://t.co/Q7dtzD6EqI#奈良団扇 #うちわ #和紙 #伝統工芸品 #奈良市 #奈良県 pic.twitter.com/VSjuxR1jqc— JTCO:NPO法人日本伝統文化振興機構 (@JTCO_NPO) 2019年1月28日
池田匡志は池田含香堂(がんこうどう)の6代目
江戸末期から続いた池田含香堂でしたが、池田匡志さんの父は
38歳で他界してしまいます。
21年前、池田匡志さんが7歳の時でした。
戦前には10軒あった奈良団扇の店も現在は池田含香堂1軒のみに
なってしまっていました。
池田含香堂の2代目が復活させた奈良の伝統工芸、奈良団扇。
なんとしても伝統の継承させたいという思いがあった。
家内工業として4~5人で作っていたが、池田匡志さんが継ぐまでは先代の妻である俊美さんが1人で作っていました。
池田匡志さんの母、5代目の妻の俊美さんが6代目の池田匡志さんが成長するまで踏ん張り続けました。
5代目が亡くなった後、母の俊美さんは体力的に過酷な
“男仕事”を身につけようと挑み始めた。
生活のためだけではない。
「この仕事を残したいという使命感があったんだと思います」
池田匡志さんは、言います。
今夜??9時から
??二代目 #和風総本家 ??
奇跡の復活劇??絶滅危機を乗り越えた職人たち???♂?かつて絶滅危機に陥りながらも
見事に復活をとげた職人さんを紹介します???負債10億円の町工場を救った
女性が下した“ある決断”とは?#江戸 末期創業の奈良団扇の
老舗を救った家族の絆??#豆助#鈴木福 pic.twitter.com/yxVftAFmqA— テレビ大阪宣伝部 (@tvosendenbu1) 2019年4月11日
まわりから
「日本で一軒しかない」「伝統を継承する一家」
といわれる言葉の意味が、最近になって
「ようやく“重く”なってきた」と笑う。
池田匡志の奈良団扇の修行
池田匡志さんは高校を卒業して、本格的な修行を始めました。
職人修行の最初は自分のための刃物作り。
池田匡志さんの小刀を収める木箱には、幼い頃亡くなった父・5代目と祖父である4代目が使っていた小刀も並んでいる。
自らも職人である母の俊美さんが
「見て参考にしなさい」と取っておいてくれたものでした。
修行はつらかったという。
透かし彫りの美しさを決める“刃物を作る”作業では、
微かな感覚を調整できず、何度何度も気持ちが折れたそう。
さらに辛いのが、姿勢だそうです。
あぐらですべての作業をするのだそうですが、
慣れたいまでも「しんどい」という
「作業は口で教わるってないんですよ。見覚え、聞き覚え。
幼稚園の頃からここで育って身についた音とリズムが大事。
この“突き彫り”の音もリズムで仕上がりが変わってきます」
池田匡志は、奈良団扇を有名にしたい
池田匡志さんは、
「ひと言でいうと、奈良団扇を有名にしたいんです」
という。
「これだけ華やかで使いやすい団扇はない。ポテンシャルは必ずある」
日本には、西陣織や南部鉄器、世界に認められる存在がある。
だからこそ、新作を作り、他の伝統工芸とのコラボレーションに挑み、実演やワークショップ、取材の依頼も断らない。
「僕自身これからどう成長するのか、まだ、わかリません。
職人、作家、商売人。結局どっちつかずになるかもしれませんが、いまは、全部うまくいったらいいな、と思っています」
「こちら側から発信したものをお客様がまた発信してくれて、それが広がっていくといい。
僕ら世代ががんばって奈良を盛り上げていきたいですね」
「奈良団扇にはまだまだ伸び代が残っています。他の工芸技術を奈良団扇に取り入れてみるなど、あらゆる可能性に挑み、変えなければいけないところは変えていきたいです」
と28歳の挑戦は続く。
池田匡志のプロフィール
生年 1990年
年齢 28歳
出身 奈良県奈良市
学歴 桃山学院大学経営学部卒
2013年 桃山学院大学経営学部卒業後、
奈良団扇の製作技法を唯一今に伝える池田含香堂6代目当主に就任
奈良団扇を店頭販売のみでなく、団扇作り体験や展示会への出展など、積極的に外へ発信。その結果、体験教室は歴史や作り手の思いを知れる機会として好評を博しためだけに。
屋外でのクラフト展は、雨や湿気、日光などリスクにさらされながらも、同世代の職人や作家から多くの刺激を受けることができたという。
28歳の若き伝統工芸品の奈良団扇職人。
応援したくなります。
池田含香堂(がんこうどう)の場所は
住所 奈良市角振町16
営業時間 9:00~19:00
休日 4~8月は無休、9~3月は月曜
narauchiwa.com
※奈良団扇作り体験 随時受付
奈良団扇の池田含香堂が二代目和風総本家で放送に
二代目 和風総本家
「奇跡の復活劇!絶滅危機を乗り越えた職人たち」
2019年4月11日(木)21時00分~21時54分放送
職人技で奇跡の復活!▽父の急死…伝統の奈良うちわを守る母と6代目の息子…その壮絶人生とは?▽負債10億円からの大逆転!町工場を救った(秘)メッキ加工の技
番組内容
負債10億円…そんな町工場の危機を救った女性社長がいた。貴金属メッキ加工会社「日本電鍍工業」が多額の負債で倒産寸前だった最中、海外で宝飾鑑定士になる予定だった女性が実家が売却されると聞き、帰国。彼女の“ある決断”を機になんと復活を遂げる。さらに江戸末期創業「奈良団扇」の老舗は21年前に5代目が38歳の若さで急逝。絶滅危機の中、それを救ったのは“父の技を守りたい”と思う家族の絆だった
【RT希望】本日の「二代目 和風総本家」は夜9時~「奇跡の復活劇!絶滅危機を乗り越えた職人たち」
負債10億円…町工場の危機を救った敏腕女性社長に迫る!さらに伝統の #団扇 の老舗の悲劇を救った人物とは?職人の熱い想いと技が光る!「ニッポンを見抜こう!」もお楽しみに✨#和風総本家 #豆助 pic.twitter.com/ST8n2NK3Ap— 二代目 和風総本家 (@wafusohonke) 2019年4月11日