塚本康浩教授はウイルスをダチョウの卵の免疫力で予防研究する獣医師
塚本康浩教授(つかもとやすひろ)はウイルスをダチョウの卵の免疫力で予防研究する獣医師
目次
塚本康浩(つかもとやすひろ)教授はウイルスの研究をダチョウの卵から
塚本康浩教授は、「私は、ダチョウさんの力を借りているだけですから」
とダチョウの中に宿す「抗体」がウイルス感染予防の可能性を信じて研究している獣医学博士です。
ダチョウの免疫力が高いことを利用して、ウイルスの抗体を作ることを考え
卵を使った「ダチョウ抗体マスク」を作っています。
新型コロナウイルスのウイルスにも通用する抗体ができたのなら
すごいことですね。
新型コロナウイルスの抗体を作る
新型コロナウイルスが世界中に猛威を振るった2020年春。
治療薬もワクチンもない未知の病気です。
ダチョウの免疫力の強さを信じてダチョウ抗体を利用したさまざまな研究をしていきた塚本康浩教授が何もしないわけがありません。
5月には、ダチョウの卵の抗体から製造する新型コロナウイルス感染予防点鼻薬を製造したと京都府立大学が発表しました。
2020年7月4日(土)22時10分~23時10分の放送の
「激レアさんを連れてきた。」は
明日夜10:10~の #激レアさん は
人気のないダチョウ研究に没頭する激ヤバ博士だったのに、感染症問題で今めちゃめちゃ注目されている人??
猫嫌いだったのに、拾った3匹の猫に導かれるがまま人生が激変してなぜか社長になっちゃった人??
観てくれよなー?#若林正恭 #岩井勇気 #山下健二郎 #弘中綾香 pic.twitter.com/qbiBwCA2is
— 激レアさんを連れてきた。 (@geki_rare) July 3, 2020
『人気のないダチョウ研究に没頭する激ヤバ博士だったのに、感染症問題で今めちゃめちゃ注目されている人』
で塚本康浩教授が出演します。
「新型コロナウイルスの抗体を作る!」
ことを自分自身も周りからも期待されているのです。
予防点鼻薬ができているのなら、時間の問題なのではと思いますよね。
塚本康浩教授とダチョウとの出会い
塚本康浩教授は子供の頃から鳥が大好きでした。
自宅でも鳥を飼っていて、鳥の世話をひたすらしていたそうです。
鳥好きが高じて大学も獣医学科に進学して
ニワトリの研究で博士号も取得しているそうです。
さらに鳥の研究をしたいと思い、世界一大きな鳥、ダチョウへの興味が湧き、ひたすらダチョウをみることになっていきます。
ダチョウは、およそ200万年前から姿をほとんどかえていないと言われる原始的な鳥。
もっと、ダチョウを知りたいと思った塚本康浩教授は、
1999年ダチョウ牧場「オーストリッチ神戸」でダチョウの主治医に就任します。
30歳から5年間ダチョウの観察するということをしていたそうです。
ダチョウの好きな場所は「ダチョウの後頭部」だとか。
見ているのが一番の幸せとインタービューでも答えています。
塚本康浩教授、ダチョウは免疫力が高いと
世界一体の大きな鳥と言われるダチョウ。
身体のわりに頭が小さい。
つまり脳みその量が少なく、「頭がよくない」というのは知られていました。
そのため、失敗が多く、いろんな所にぶつかったり、
キレイにするという意識が薄いようです。
その不潔で生傷が絶えないダチョウなのに、
なんの手当もせずに傷がさっさと治っていくことに塚本康浩さんは、着目しました。
さらに繁殖力も高く、寿命の長い。
ダチョウは傷の治りが早いのか?菌をよせつけない何かをもっていると確信する塚本康浩教授。
そして、ダチョウの強い免疫力、治癒力についての研究が始まりました。
塚本康浩のプロフィールは
塚本康浩教授は、京都府立大学の教授でもあり獣医師でもあります。
京都府立大学でベンチャー「オーストリッチファーマ株式会社」を設立している社長でもあります。
「ダチョウ抗体マスク」で有名になりましたが、
鳥が好きで研究を始め、ダチョウに興味をそそられ一気にダチョウの研究の第一人者となります。
氏名 塚本康浩(つかもとやすひろ)
生年月日 1968年?月?日
年齢 51歳
出身地 京都府
1994年 大阪府立大学農学部獣医学科卒業
1996~97年 カナダ・ゲルフ大学獣医学部 客員研究員
1998年 大阪府立大学大学院農学部生命科学研究学科 博士課程 獣医学専攻修了
大阪府立大学 同研究科の助手就任
1999年 ダチョウ牧場「オーストリッチ神戸」のダチョウ主治医に就任
2005年 大阪府立大学 講師、准教授に就任
2008年 京都府立大学大学院生命環境科学研究科教授に就任
塚本康浩(つかもとやすひろ)は獣医師
「ダチョウ抗体マスク」が注目を浴びている。
ダチョウの卵は大きく大量に作れる、そこから取り出したIgy抗体がフィルターとなってマスクを作ることに成功した塚本康浩さんの職業は獣医師でした。
「ダチョウ抗体マスク」は、インフルエンザや花粉など
感染に不可欠なウイルスの表面の突起を”抗体”が覆ってしまうので、ウイルスからのリスクが低減するといわれてます。
ダチョウ抗体を利用し商品化へ
2008年6月、京都府立大学発ベンチャー「オーストリッチファーマ株式会社」を設立
ダチョウの抗体を使ったマスクを始め
ガン予防や化粧品などを開発しています。
ダチョウの素晴らしさを社会に活かすという研究を塚本康浩さん
鳥が大好きな少年の夢が膨らみます。
ダチョウとは
ダチョウは現生する鳥類では最大種です。
オスの成鳥となると体高230センチメートル、体重135キログラムを超える。
頭部は小さく、頸部は長く小さな羽毛に覆われていて
翼を持っているが、竜骨突起がなく胸筋は貧弱です。
肢(あし)は頑丈で発達しており、キック力は100平方センチメートル当たり4.8トンの圧力があるといわれる。
ダチョウの卵は、現在確認されている世界最大の単細胞です。
鶏卵の25倍で重さは 1.5 kg もあります。
卵殻は厚さが2ミリほどもあって頑丈なため、現在はアートなどにも利用されています。
ダチョウ抗体マスクは
抗体の生産には鶏卵を用いるのが一般的だったそうですが、
ダチョウの卵を使うことによって、1個の卵で抗体4gを造ることができる。
マスクにすると卵1個で4-8万枚を生産することができるため、
低コストが可能になりました。
ダチョウの卵で、人類を救います、執筆
塚本康浩さんは「ダチョウの卵で、人類を救います」の本も執筆しています。
ダチョウはとても免疫力が強く、治癒力も強い。
繁殖力も強く、寿命も長い。
まさに人間が欲しいものをすべて持っています。
抗体を使ったら、社会に貢献できると考えた塚本康浩さんはすごい研究者ですね。
塚本康浩の受賞歴
2009年 平成21年度京都府特別表彰
2009年 平成21年度京都府立公立大学法人教職員表彰
2009年 産学官連携推進功労賞表彰「文部科学大臣賞」受賞
2011年 第7回 関経連 関西財界セミナー 特別賞 受賞
2012年 日本バイオベンチャー大賞「フジサンケイビジネスアイ賞」受賞
鳥インフルエンザなどの効果もわかっているので新型コロナウイルスにも効果があるかもしれません。
塚本康浩が再び情熱大陸に出演
2020年6月7日(日)23時00分~23時30分の放送の情熱大陸は
情熱大陸【塚本康浩/人生をダチョウに捧げる男!新たなウイルスへの予防策を模索】
獣医学博士/塚本康浩▽「私は、ダチョウさんの力を借りているだけですから」200万年前からほぼ姿を変えていない原始的な鳥の中に宿す「抗体」感染症予防の可能性を探る
番組内容
世界最大の鳥類にして、飛べない鳥「ダチョウ」。大昔からほぼ姿を変えていない原始的な鳥。それ故にカラダを守る力に優れ、病気にかかることも少なく、怪我の治りも早い…そのチカラを感染症予防に活かそうと奮闘する大学教授であり、獣医学博士の塚本康浩。身体に宿す「抗体」を取り出し、マスクや飴に含ませ感染症予防に繋げる。長年研究対象とし、人生のパートナーと言う「ダチョウさん」と模索する、新たなウイルス予防策とはプロフィール
獣医学博士/塚本康浩
1968年京都府生まれ。4歳の時に巣から落ちた雀のヒナを見つけてから、鳥に夢中になる。1994年、大阪府立大学農学部獣医学科卒業。大学院ではニワトリの研究をしながら夜は獣医として勤める。1996~97年 カナダ・ゲルフ大学獣医学部 客員研究員。1999年、ダチョウ牧場「オーストリッチ神戸」のダチョウ主治医に就任。ダチョウの免疫力の高さに気づき、ダチョウ抗体の研究を始める。
プロフィール2
2005年、大阪府立大学 講師、准教授に就任。2008年、京都府立大学大学院生命環境科学研究科教授に就任。京都府立大学発ベンチャー「オーストリッチファーマ株式会社」設立。 ダチョウ抗体を用いたマスクを開発。2009年、産学官連携推進功労賞表彰「文部科学大臣賞」受賞。2011年、関経連 関西財界セミナー 特別賞受賞。 2020年、京都府立大学学長に就任。
以前にも情熱大陸で感染症にダチョウの卵が有効ではないかということで放送されました。
新型コロナウイルスの治療薬や、ワクチンの開発が期待される中
塚本康浩さんもダチョウの研究を続けていました。
続取材が放送されます。