中才宗義は松尾克俊「外務省機密費流用事件」表ざたに!内部告発したのは誰?

中才宗義は松尾克俊「外務省機密費流用事件」表ざたに!内部告発したのは誰?

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中才宗義は捜査二課情報係の主任刑事

1999年10月の下旬に当時、捜査二課情報係の主任刑事だった中才宗義。捜査二課情報係というのは、職や詐欺、選挙違反などといった知能犯を摘発する部署です。

外務省の役人が出入り業者と癒着しているらしいとの情報を掴み、極秘の内偵捜査を行っていた。

その内容は、機密費流用というもの。
2000年に開催される九州・沖縄サミットの予算でした。

過去3回開催された東京サミットの予算は、予算額は最大15億円。
初の地方開催となる九州・沖縄サミットは約815億円。
外務省の職員でさえ「使い切れない」という巨額なものだった。

その予算を松尾克俊は私的に流用していたのでした。
松尾克俊は、九州・沖縄サミット準備事務局次長で、サミット関連の入札を実質的に仕切っていて
「外遊時に総理のいちばん近くで仕事をする男」と言われていた。

中才宗義は松尾克俊の内偵捜査をはじめた

中才宗義は、外務省の役人、ノンキャリアが地元の企業と癒着していると
話しを聞き、松尾克俊の内定捜査に乗り出した。

まず、銀行口座を突き止めた。
その方法は、公共料金から引き落としの口座を調べることでした。
中才宗義は、松尾克俊その後素行調査を始めました。
すると高級マンション7800万円を一括で支払ったことがわかりました。

松尾克俊は3回結婚していたが、そのマンションの名義は
愛人と思われる女性との共有名義だったという。
後にわかったことは愛人は8人いたそうです。

さらに隠し口座があるとにらんだ中才宗義は徹底的に調べます。

すると確定申告の情報から、競走馬が12頭もあることがわかった。
その競走馬の名前をみると、愛人と思えるマンションの共有名義の名前が数頭につけられていた。
その12頭の馬の合計金額は1億円を超えていました。

中才宗義は1件1件銀行を周り、口座の確認を続けとうとう
口座を見つけることができました。
口座の金額は、1億7千万円。数千万円単位で入金されていました。しかも現金での入金。帯封も外された新札だった
ため、出先を探すのは難しかった。

そんな高額に金額に賄賂を贈る業者とはどこなのか。

8か月の内偵捜査を終えたのち更なる捜査、本人との対決が必要になるため、中才宗義は、捜査第二課長へと引き継ぎをしました。

引き継ぎをしたあとも内偵捜査をしていた中才宗義は
お金が子供たちなどにお金が分散されていることを掴みます。
さらに、松尾克俊にフランス大使館に異動の話が持ち上がります。

このままフランスに行ってしまえば、捜査はうやむやになってしまうことをなんとも避けたいと思った中才宗義は、
課長に松尾克俊の事情聴取を嘆願し、課長は正義感の強い人で、「上には何とかする」と認めてくれました。

そして直接対決の時が来ました。

すると松尾克俊は、その巨額な金額は父親からの隠し資産と言い逃れようとしました。

父親は10年前に他界し、脱税の罪は7年ということで
その罪に問えることはできませんでした。

その現金は仏壇の裏に隠していたと言ったのでした。
そこで、中才宗義は気づきます。
銀行に持ち込んだのは、「新札の福沢諭吉」だった。
なぜ聖徳太子ではないかと。

それを問い詰めると、業者からの賄賂ではなく
「機密費」だったということが判明します。

総理大臣が外遊するときのお金は機密費として使用される。
この金額を水増しして流用していたという。

そして、このことは当時を揺るがす「外務省機密費流用事件」として話題になったのです。

しかし、キャリアまで捜査が及ばなかったことに
捜査2課は満足していないと言っている。

「外務省機密費流用事件」の処分は

松尾克俊の判決は

松尾克俊は、1993年10月10日から1999年8月16日まで外務省の要人外国訪問支援室長に在任。

松尾克俊は、在任中に9億8800万円にのぼる官房機密費を受領していた。このうち約7億円が詐取した。

そこから競走馬(大井所属)14頭、サンデーサイレンスの種付け権、ゴルフ会員権、高級マンション、女性への現金に浪費していました。

2001年に機密費流用問題が発覚し、松尾克俊は懲戒免職
その後、2003年3月 松尾克俊に対して東京地方裁判所は、懲役7年6カ月の判決を下した。

刑事裁判の確定後、松尾克俊は自宅マンションを売却するなどして所有財産のほとんど全てにあたる計約2億7000万円を国に返還した。

外務省の処分

阿部知之 – 大臣官房長として、調査にあたっていたが、過労のため入院し退任した。懲戒減給処分。

木寺昌人 – 大臣官房会計課長として、調査にあたっていたが、過労のため入院し退任した。

竹内春久 – 大臣官房総務課長として、調査にあたっていたが、過労のため入院し退任した。懲戒減給処分。

飯村豊 – 退任した阿部前大臣官房長の後任の大臣官房長であり、監査・調査にあたった。更迭。

鈴木敏郎 – 退任した木寺前大臣官房会計課長の後任の大臣官房会計課長であり、監査・調査にあたった。

谷崎泰明- 退任した竹内前大臣官房総務課長の後任の大臣官房総務課長であり、監査・調査にあたった。

河野洋平外務大臣 – 厳重注意処分、給与自主返納。

衛藤征士郎外務副大臣 – 厳重注意処分。

荒木清寛外務副大臣 – 厳重注意処分。

川島裕事務次官 – 懲戒減給処分、更迭

斎藤邦彦JICA総裁 – 給与自主返納、更迭(事件時の事務次官として)。

林貞行駐英大使 – 厳重訓戒処分、給与自主返納、更迭(事件時の事務次官として)。

柳井俊二駐米大使 – 厳重訓戒処分、給与自主返納、更迭(事件時の事務次官として)。

池田維駐蘭大使 – 厳重訓戒処分、給与自主返納(事件時の官房長として)。

原口幸市ジュネーブ代表部大使 – 厳重訓戒処分、給与自主返納(事件時の官房長として)。

浦部和好内閣官房副長官補 – 厳重訓戒処分、給与自主返納(事件時の官房長として)。

西村六善OECD大使 – 厳重訓戒処分、給与自主返納(事件時の総務課長として)。

薮中三十二シカゴ総領事 – 懲戒減給処分(事件時の総務課長として)。

堂道秀明インドネシア公使 – 懲戒減給処分(事件時の総務課長として)。

塩尻孝二郎経済局審議官 – 懲戒減給処分(事件時の総務課長として)。
引用:Wikipedia

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清武英利は中才宗義をモデルに「石つぶて」で書籍やドラマに

2017年7月26日には、講談社から

清武英利『石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの』が発売

さらに2017年には
「石つぶて~外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち~」

としてWOWOWでドラマ化でなりました。

中才宗義が奇跡体験!アンビリバボーに取り上げられる

奇跡体験!アンビリバボー 世間を震撼させた国内衝撃事件SP
2019年10月31日(木)19時57分~21時54分

番組予告では

官僚の汚職事件を捜査している最中に予期せぬ巨悪の存在に気づいた2人の刑事。地道な捜査の末、暴かれた日本中が驚いた衝撃のスキャンダル事件!

番組内容
■1970年代7月某日、関東近郊の銀行で、とんでもない事態が起きていた。本店からの“抜き打ち調査”が行われていたのだが、あるデスクから多数の通帳と三文判が…。1人の女性行員による、およそ2年にも渡る横領事件が発覚。その総額は…なんと2億円。現在の価値にして約3億8000万円。国内銀行の横領事件の中でも高額の被害だ。そして驚くべきはその使い道だった。一体、彼女は2億もの大金を何に使っていたのか!?さらに国際秘密警察官や謎の女が登場し日本中に衝撃が!
■1999年10月下旬。汚職や詐欺、選挙違反などといった知能犯を摘発する部署、捜査二課情報係の主任刑事は、外務省の役人が出入り業者と癒着しているらしいとの情報を掴み、極秘の内偵捜査を行っていた。聞き取りを進めると、他にも悪事を働く官僚がいるとうわさが…。刑事がその官僚の銀行口座などを調べていくと、およそ7800万円相当の新築高級マンションを現金で一括購入、さらに維持費だけでも年間およそ5000万円はかかる12頭もの競走馬を所持していることがわかった。対象者の年収は、およそ1200万円。それを捻出できるはずなどない。賄賂を管理する口座が必ずあるはず。確信を深めた刑事は、靴の底を減らし、地道に銀行回りを続けた。その末に暴かれたのは「出入り業者との癒着」とは比にならないほどの国家の信頼を揺るがす、アンビリバボーなスキャンダルだった!

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