エド機長のフィリピン航空434便は緊急着陸!26K座席に犯人のラムジ・ユセフ
エド機長のフィリピン航空434便は緊急着陸!26K座席に犯人のラムジ・ユセフ
目次
エド機長のフィリピン航空434便事件とは
1994年12月11日に発生した航空機〇破事件です。
日本標準時の午前11時43分に沖縄県の南大東島付近上空31,000フィート(約9千㍍)を巡航中に仕掛けられた〇弾が炸裂しました。
国際的テ〇リスト集団「アルカーイダ」が予定した
のちの大きな計画(ボジンカ計画)の予行演習として行われたとされています。
当日のフィリピン航空434便は
機体は、ボーイング747-283B PR434
乗員乗客293名
乗員 20名
運航乗務員 3名
機長 エド・レイエス(元フィリピン空軍兵)
副操縦士(元フィリピン空軍兵)
航空機関士
客室乗務員 17名
乗客 273名
フライトプランは
フィリピンマニラ ニノイ・アキノ国際空港(始点)
→セブ州ラプ=ラプ市 マクタン・セブ国際空港
→千葉県成田市 新東京国際空港(終点)
犯人のラムジ・ユセフは、ニノイ・アキノ国際空港から乗り
途中のマクタン・セブ国際空港で降りています。
26K座席にラムジ・ユセフは
1994年12月11日、世界貿易センター〇爆破事件の実行犯でもあった、アルカーイダのラムジ・ユセフはニノイ・アキノ国際空港から搭乗しました。
コンタクトレンズの保存液にニトログリセリンを詰め、靴底に発火装置を隠し機内に持ち込みました。
腕時計に改造したタイマーにして時限〇弾を機内のトイレで組み立て、座席下のライフジャケットの位置に仕掛けました。
ラムジ・ユセフが頻繁に座席を換える光景を客室乗務員が目撃していました。
仕掛けられた座席は26Kでした。
この26Kという座席の位置は、フィリピン航空の機内レイアウトでは、ボーイング747の中央燃料タンクの真上でした。
しかし、当日の434便のボーイング747型機は改修されていたため
26Kよりも2列前にずれて取り付けられてしました。
犯人は、燃料タンクに引火して機体を空中〇発させることが目的だったと想像されました。
当日の434便の26Kの座席の下は貨物室となっていたためまぬがれたと言われています。
さらに26Kには、日本人の男性が座っていました。
男性は、農機具メーカー社員の日本人の24歳の男性で即〇でした。付近に座っていた乗客10名も負傷しました。
しかしながら、男性が26Kに座っていたことで、床下に0.2平方メートルの穴が空いたが外壁に穴は空かずに済んだのでした。
もし、外壁に穴が空いていたら被害はもっと大きかっただろうとされています。
434便は沖縄本島の那覇空港緊急着陸に
沖縄県の南大東島付近上で事件が起こっため、新東京国際空港までの航空は断念し、近くの沖縄本島の那覇空港緊急着陸することになりました。
434便は客室の床に穴が空いたことで操縦系統に損傷を受けていたために方向舵の操作が困難だったそうです。
しかし、エンジン出力をコントロールすることができたため、
左右のエンジンの出力を微妙に調節しながら、同機を左に大きく旋回させて着陸のために那覇空港に向かいました。
高度を下げると補助翼の一部のコントロール機能が回復しました。
434便は高高度では補助翼が作動しないシステムであり、高度が下がったことによりコントロールが可能になったのです。
エド機長は、空軍出身のパイロット
しかし、コントロールできる補助翼は一部だけでした。
エド機長は、補助翼をコントロールしながら那覇空港への着陸を試みます。
機内では、遺書をかく乗客もいたそうです。
着陸用のギアが損傷した恐れがある中、着陸を強硬。
そして、エド機長は見事機体をコントロールして着陸に成功します。
エド機長は、英雄となりました。
フィリピン航空のパイロットは、元フィリピン空軍兵が多いそうで操縦技術はとても優れているそうです。
空軍で鍛えられた操縦だったからこそ着陸成功したのかもしれません。
事件後の改善は
事件後、犯行を認める電話がAP通信マニラ支局にありました。
当時の空港のセキュリティチェックは金属探知機の設置程度でした。
事件後、フィリピンのセーフティーチェック時には靴もX線検査を通すようになり裸足で数メーター歩かされるようになったそうです。
フィリピン警察は爆弾に使われたバッテリーを手がかりに犯行グループを追い詰めて
マニラにあったアルカーイダ系グループのアジトを1995年1月6日の夜から翌朝にかけて急襲したことで
「ボジンカ計画」とよばれる同時多発テ〇計画が発覚し、防ぐことができました。
しかし一方で、アルカイーダの捜査にこれをきっかけに
もっと本格的にアメリカ合衆国連邦政府、特に諜報機関や連邦捜査局がに乗り出して厳しく監視していれば。。
2001年のアメリカ同時多発テ〇は防げたかもしれないという
専門家の意見があるといいます。
犯人のラムジ・ユセフは、
1995年2月、潜伏先のパキスタンのイスラマバードのゲストハウスに潜伏しているところをアメリカとパキスタンの諜報機関(ISI)に逮捕され、終身刑を言い渡されました。
ワールド極限ミステリーにフィリピン航空434便が
この後よる9時からは『ワールド極限ミステリー』。
今回は、やられたらやり返す! 夫に誘拐された子どもを妻が国境を越え奪い返す! 救急救命室で発砲事件! 犯人は患者! 上空1万メートル日本人乗客237人に時限爆弾! 奇跡の緊急着陸 #tbs pic.twitter.com/B1zbtVGfRR
— TBSテレビ 宣伝部 (@tbs_pr) July 8, 2020
2020年7月8日(水)21時00分~22時57分の放送の
ワールド極限ミステリー
★半沢直樹の宿敵…愛之助も衝撃!誘拐された息子を母が奪還
やられたらやり返す!夫に誘拐された子どもを妻が国境を越え奪い返す★救急救命室で発砲事件!犯人は患者★上空1万メートル日本人乗客293人に時限爆弾!奇跡の緊急着陸
番組内容
幼い子ども3人を人質にたてこもる父親VS警察の壮絶銃撃戦!逃げ出した子どもを救出せよ★夫が息子を誘拐!母親が特攻野郎の特殊チームと国境を越え息子を奪還ミッションを決行★コードシルバー発生!救急救命室で看護師が撃たれた…犯人は患者か?衝撃の犯人とは?★知られざる航空機パニック…沖縄の上空1万メートル乗員乗客293人に時限爆弾が爆発!コントロール不能で機長がとった驚がくの緊急着陸とは?
出演者
MC 恵俊彰 高島彩
ゲスト:片岡愛之助(日曜劇場『半沢直樹』出演)、田中美佐子、鷲見玲奈(元テレビ東京アナウンサー)、カミナリ