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JR福知山線脱線事故は日勤教育と関係があるのか?
見せしめ?パワハラは伝統的なものだった?

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JR福知山線脱線事故とは

JR福知山線脱線事故は2005年、平成17年4月25日に
JR西日本)の福知山線の塚口駅 – 尼崎駅間で発生した列車脱線事故。

乗客と運転士合わせて107名が死亡して、562名が負傷した大事故でした。

運転士は当時23歳の人でした。
名前は、高見隆二郎さん、ブレーキを握ったまま亡くなっていたと報道されています。

しかし、JR福知山線脱線事故の原因はスピードの出し過ぎでカーブを曲がり切れずに脱線してしまったことでマンションに激突
大きな犠牲が出てしまった。

日勤教育は旧国鉄が行っていた再教育との見せしめ、パワハラ

日勤教育(にっきんきょういく)とは、旧国鉄が行っていたものです。
これは、現在でいうパワハラに当たります。

乗務中や勤務中に何らかのミスを犯した運転士・車掌・駅務員などを再度同じミスを起こさないよう行う指導で再教育との名目で行う指導。

日勤教育は、通常の運行業務から外し、
朝から夕方までの日勤の勤務形態で行われることからこう呼ばれました。

国鉄の勤務体系は通常は、運行業務が変形時間労働制だったので
日勤教育は、朝から夕方でした。

その日勤教育にされる対象は

機器取扱誤り・オーバーラン・信号違反などといった事故や、
事故に至らない阻害を起こした社員。

日勤教育はどんなことをしていたか

ミスを犯した社員に対して、通常の勤務を外し
朝9時から17時45分までの間、行う再教育でした。
給与も大幅に減額されました。

職場の中で最も目立つ場所や別室で監禁状態にして行われた。

内容は毎日、直接的原因と関係ないレポートや作文、就業規則の書き写しのほか、敷地内などの草むしりや車両・トイレ清掃なども行われていた。

その他の事例として

ホームの先端に立たされて発着する列車の乗務員に「おつかれさまです。気を付けてください」などと言わされる事例。

アスファルトの照り返しで47度にもなるという炎天下で1メートル四方の枠を書かせ、「その枠から一歩も出るな」、といった事例

そして複数の管理者に取り囲まれ、恫喝・暴言・罵声を浴びせられた事例。

現在だったら、パワハラ以外の何ものでもありません。
JRは旧国鉄。
国もものだった古い歴史がこのようなものも引き継いでしまったのかもしれません。

古い習慣を止めるのは日本人には中々難しいこと。

終わりが見えない日勤教育だった

日勤教育は、期間や内容は現場長や管理者の主観と裁量で決まる。
「これをする」という具体的な例はないというもでした。
上司が意地悪な上司だったら、とんでもない事だったのでしょう。
そのため、日勤教育を受けた人の中には、絶望感から
鬱になってしまったり、自〇する人もいたそうです。

日勤教育が終わっても再乗務することが出来なくなってしまった人も多く、他職(駅・車両管理部門など)に異動したそうです。

この問題は、2000年頃に日勤教育で自〇した運転士の遺族が
労災認定を行わせるために行われた裁判で明らかになりました。

この件は労災では認定されましたが、遺族の会社を相手に損害賠償を求めた裁判では、遺族の請求を棄却する判決を2005年2月に言い渡していました。まだ続いているそうです。

この頃2001年に、国会で「日勤教育を行うといった体質では今後重大事故を起こしかねない」と追及された。

その4年後の2005年にJR福知山線脱線事故が起こってしまったのでした。

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JR福知山線脱線事故の運転士は日勤教育を受けて怖がっていた

JR福知山線脱線事故の運転士、高見隆二郎さんは、過去に「日勤教育」を受けていました。

そのことを周囲に
「日勤教育は厳しい研修だ」
「一日中文章を書いていなければならず、トイレに行くにも上の人に断らなければならないので嫌だ」

「日勤教育は社訓みたいなものを丸写しするだけで、こういう事をする意味が分からない」
「給料がカットされ、本当に嫌だ」
「降ろされたらどうしよう」

と日勤教育の辛さを話していました。

当日、伊丹駅で72mのオーバーランを起こし、そのオーバーランした距離を短く報告してもらうように車掌に車内電話で要請していたことも明らかになっています。

「時間の遅れは自分が日勤教育を受けることにつながる」と

日勤教育を避けるために過度のスピードを出した可能性が指摘されていました。

ちなみにこの運転士は同じ列車で
宝塚駅においても速度超過による緊急停止、
および直後のオーバランで6分の遅延が発生しており、

このとき緊急停止の理由を車掌に問われても無視するように何も答えなかったことが判明している。

JR福知山線脱線事故の原因は

国交省航空・鉄道事故調査委員会の最終報告書には、
JR福知山線脱線事故の原因は

「事故を起こした運転士がミスによる日勤教育を懸念しながら運転していたため、注意がそれて事故に至った可能性が高い」

と結論を出している。

さらに、日勤教育については、

「精神論的な教育に偏らず、再教育にふさわしい事故防止に効果的なものとするべき」

パワーハラスメント、モラルハラスメントの代名詞に

日勤教育は、本来行われるべき教育的意義とはかけ離れた、懲罰的・〇力的な内容だった。

安全教育とは無関係な研修内容だったことから、
職場内〇力(パワーハラスメント)や精神的な暴力、嫌がらせ(モラルハラスメント)であるとされました。

ザ!世界仰天ニュースで放送

2018年12月11日(火)19時56分~22時54分 の放送

▽JR西日本…死者107人脱線事故の真実
▽死者107人、悲劇の脱線事故…JR西日本驚きの体質と“まるでイジメ”の日勤教育

あまり知られていなかった日勤教育のことが取り上げられます。

 

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