稲葉直寿理事長は鹿児島相互信用金庫の不正を17年間も見抜けず 1600件、約5億4千万円

稲葉直寿理事長は鹿児島相互信用金庫の不正を17年間も見抜けず
1600件、約5億4千万円

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鹿児島相互信用金庫で何が起こっていたのか?
不正にかかわった人数144人。解雇を含め懲戒処分にしたという。

目次

稲葉直寿理事長は任期満了まで

稲葉直寿理事長の任期は2019年6月
任期満了で退任する。

その間の全ての役員報酬を自主返納するという。

鹿児島相互信用金庫稲葉直寿理事長のコメント

「この業務改善命令を重大かつ厳粛に受け止め、真摯に反省しますとともに、健全かつ適切な業務運営を確保するため、役職員一丸となって、法令等遵守態勢及び経営管理態勢等の充実・強化に全力で取り組んでまいります。」

鹿児島相互信用金庫に務改善命令が出る

鹿児島相互信用金庫の職員による着服や不正利用などの不祥事件が1602件に上ることが
第三者委員会の調査報告書でわかった。

「理事の指示や関与によって隠蔽を行っており、問題があった」

これを受けて九州財務局は2018年4月20日に業務改善命令を出した。

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鹿児島相互信用金庫不正発覚にきっかけ

鹿児島相互信用金庫で、2017年12月に職員3人による計約5千万円の着服が発覚した。

外部有識者による第三者委員会が調査することになった。

その結果、2人を含む計17人が顧客の預金や積立金などから計約4900万円を着服・流用していたことが新たに判明した。

さらに

着服・流用以外にも、ノルマ達成を目的に不必要な融資する
ローンを組ませてその利息を自分が払ったりするなどしていた職員も複数確認。

第三者委員会の調査によると

着服・流用などの犯罪行為は1353件で被害額は9815万円
便宜供与などの私利行為は243件で被害額は8477万円

不祥事件の合計は1602件と認定された。

調査報告書では
「保身のために、揉め事は表ざたにしないといった企業風土がある」
と厳しく指摘している。

鹿児島相互信用金庫の職員を大量処分

鹿児島相互信用金庫は2018年3月末付で、計23人のうち9人を解雇。
3人を停職の懲戒処分。
11人は依願退職。
職員の上司らは減給や降格などの懲戒処分。

刑事告訴はしない

顧客への被害弁済を終えており、刑事告訴はしない方針という。

これは刑事告訴しなくてよいことなのだろうか。
着服は罪にならないのか。

稲葉理事長は会見で

「15年以上発覚しなかったのは私の責任。しっかりと内部統制を行って立て直したい」
と陳謝した。

稲葉理事長は役員報酬を返納し業務引き継ぎ後に引責辞任する。

今後の鹿児島相互信用金庫は

鹿児島相互信用金庫は外部専門家による委員会や
外部通報窓口を新たに設置するなどの改善策を示している。

稲葉理事長は来年の6月の任期を全う

稲葉理事長は無給で来年の6月まで業務を行うという。
彼なりの責任の取り方なのだろう。

何か問題が起こるとすぐに辞めさせようとする誰かさんたちとは大違いだ。

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