田中勇一のその後 家族とはどうなったのか

田中勇一のその後 家族とはどうなったのか

2017年2月1日放送された

緊急!公開大捜索‘17春
「ボクは誰なのか?教えて…」記憶喪失・失踪者SP

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で記憶をなくした青年田中勇一さんの顔が公開され
テレビでの公開捜査が行われた。

保護されたのは2012年9月7日
場所は佐賀県唐津市内の公園だった。

「気が付いたら全ての記憶を失っていた」と語っている。
病名は
「全生活史健忘(ぜんせいかつしけんぼう)」と診断された。

テレビによって公開されこの人ではないかと有力な情報が寄せられた。
高校の同級生と名乗る人物から連絡があった

自分では東北出身ではないかと想像していたが
「愛知県」というキーワードがでてきて

家庭はかなり複雑で高校時代は物静かなタイプだった。
が、時折、変な行動をとることもあったとか。

そして本名は「森聖仁」さんではないかとの結果に

目次

田中勇一さんの記憶は戻ったのか、その後を追跡

田中勇一さんは過去の記憶を取り戻したいと過去の自分を探しに出る。
その模様は2017年8月9日放送の

「緊急!公開大捜索’17夏 記憶喪失・失踪者スペシャル」
で追跡取材されている。

高校の同級生の情報によると「複雑な家庭環境」ということなので
一筋縄ではいかないようだ

心の病の場合、家族や近しい友人などの存在が重要。

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それでも、自分の過去と向き合おうしている
家族とは会えたのか、記憶は取り戻せたのか

田中勇一として生きていく

少しずつ、記憶を取り戻しつつある田中さん
自分が誰かわかったが「前に進むにはこれからが大切」
過去の自分から逃げないと決めた。

3日間の旅にでた、

石川県の駅、大学時代の名古屋市内
大学の女の先輩に声を掛けられ、学食を食べたこと、教会に行ったこと、
その教会は「聖マタイ協会」
一度しか行ってないのに、鮮明に覚えている。

しかい、肝心記憶が飛んでいる
先輩の顔、名前。
それも自分を守るためなのか。

2日目は苦しい少年時代を過ごした故郷へ
中学性時代は辛い事90%楽しい事10%というくらい
楽しい思い出がなかったと語っている。

嫌な場所へいく事への緊張

行ったのはレストラン
思い出のカツカレーを食べた。
レストランの店員さんは彼を覚えていてくれた。
少年時代の彼を覚えてくれている人と会ってホットする田中さん

その後、中学時代の同級生の女性2人と会うことに
会った瞬間にその人の名前を思い出す。
中学校の校歌も思い出すことができた。

3日目は高校を尋ねる。
よくいた場所は図書室。その頃のオアシスだった
もう一人、彼のような図書室にいつもいる女の子がいた
その彼女は放送があったときにテレビ局へ何度も電話したそうだ
ただ、全然つながらないと図書の先生に連絡してきたそうだ。

図書の先生と再会
覚えていた。
そして、先生は「会えてよかった、心配させて、今度いつ会える?」

この言葉はきっと救ってただろう。
また、会う約束を交わすことができた
その時には、女の子にも会いたいと彼は言っていた

田中勇一として生きていくという決心は
「森聖仁」には戻らないという決心でもあるのだろう

今回の旅でも家族というキーワードは出てこなかった。
それと向き合うにはまだ時間がかかるのかもしれない

全生活史健忘(ぜんせいかつしけんぼう)
とは

解離症状(かいりしょうじょう)の1つで、
自分の名前や年齢、生育史、家族など自分個人に関する記憶をすべて失ってしまうもの。

多くの場合、本人に耐えられない大きなストレスがきっかけとなって突然生じる。
大きな事故などが絡んでいる場合は、頭部外傷後の脳震盪(のうしんとう)
などのための記憶障害も加わり、複雑な病状になることもある。

 

「解離」というのは、心の防衛システム
辛すぎる体験を前にすると、体験している自分自身から感情を切り離すという防御方法になる

「解離性障害」とは
心的外傷が主な原因となって、意識や記憶、体験などが本来自分が持っているものと一致しなくなる精神障害の総称
記憶や体験を思い出せなくなったり
別の人格が現れ、コントロールされているような感覚を覚えたりする症例がある。
重い症状が解離性同一性障害(多重人格障害)「多重人格」というものだ。

全生活史健忘の治療法と回復方法

記憶は脳に保存されてはいるが、それを再生する際の障害である
あるいはむしろ再生することを拒んでいるのかもしれない

記憶は自然に戻ってくることもあるが、
記憶の手がかりになるものを少しずつ接触させることで回復をはかるとこともできる。
催眠療法で想起を促す方法もあるが、精神的苦痛が記憶喪失の引き金になっているため、
記憶が戻ってもうつ病が生ずることもあるので注意が必要である

支えてくれる親しい存在が必要だろう

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