岡藤輝光 富士銀行のエリート行員がなぜ バブルの悲劇をアンビリバボーが

岡藤輝光 富士銀行のエリート行員がなぜ バブルが起こした悲劇!埼玉県の老夫婦をアンビリバボーで2017年9月14日放送

事件は1998年7月4日埼玉県宮代町でマッサージ業を営む老夫婦宅で起こった。
4日後、富士銀行春日部支店に勤務する岡藤輝光(31)が逮捕された

被害者は当時福田次郎さん(74)と妻の福田ツネさん(67)

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目次

事件はどのように起こったか

7月2日の午前11時30分に事件は起こった。
岡藤輝光は福田さん宅に出向き
「マッサージをしてあげる」と言って
背後からまず妻のツネさんを。

目が不自由な夫の次郎さんは不審に思ったが
さらに「マッサージ」をと同じように背後から

富士銀行の顧客だった

もともと福田夫妻は東京都台東区で小さな古道具店を営んでいた。バブルが到来し、土地が高騰。
老夫婦が取ったのは土地を1億円で売却
1997年から岡藤輝光は埼玉県春日部支店に勤務となり
福田さんの担当だった。

目が不自由な夫と身体が不自由な妻
そんな夫妻に岡藤輝光は親切に接し、二人は信用し
土地売却した残りの5000万円を預けることした。

バブルが崩壊する

別に顧客の建設会社から融資を依頼される。
しかし、銀行として融資を受け付けることができなかった。
バブルが崩壊し、銀行は貸し渋り、貸せる条件に達していなかったのだ。

父と重ね、初めての融資と言うこともあり
貸すことができないという銀行の意向を伝えられなかった。
そこで、認められていない方法で貸すことにしてしまうのだ。
それが福田夫妻の5000万円の預金だった。

福田夫妻を説き伏せ、定期預金を解約させ
その建設会社に2500万円を貸してしまう
これは「浮き貸し」と言って違法である。

転勤になって発覚を恐れた

浮き貸ししたお金を返済を求めたが
返せるわけがなく7月2日までに返済をすると
約束をしてしまう。

その返済日の前日に異動の内示を受けてしまった。
それも本店融資部と栄転
バブル組と揶揄され、出世はないと思われていたのに
本店の融資部とは花形の部署に
追い詰められた岡藤は。。。

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岡藤輝光の生い立ちは

福岡県の運送会社に務める中卒の父が大学まで通わせた。
3人兄弟の長男として生まれた。

高校は進学校の県立筑紫高校、ラクビー部で県大会で優勝する
大学は地元の私立大学へスポーツ推薦で入学

不器用だが、人情に厚い人柄だったと同級生はいう。

大学は大手銀行に入れる大学ではなかったが
バブル時代で入れたと時代だった。

それが富士銀行。
銀行の中ではエリートコースではなく
バブル入社と揶揄される時代だったという。

その後、結婚し、小さいながらも幸せな生活を送っていた。

バブルが起こした悲劇

バブルで地上げで大金を得た老夫婦
バブルで大手銀行に入れてしまった銀行員が

この悲劇を生んでしまったのではないかと

判決は

無期懲役となった。
検察は不服として、控訴したが無期懲役は変わらなかった。

裁判長は
「一攫千金を求めて私利私欲で犯した罪ではない」と論じだそう。
それだけが救いか

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