サンドロ ド ナシメント バスジャックの犯人、バス174映画にも背景のカンデラリア教会事件とは?

サンドロ ド ナシメント バスジャックの犯人、バス174映画にも背景のカンデラリア教会事件とは?

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目次

サンドロ ド ナシメントはバス174 バスジャックの犯人だった

バス174サンドロ ド ナシメントが起こしたバスジャック事件を映画化したもの。

2000年6月12日、ブラジルのリオデジャネイロでバスジャック事件が起こった。
サンドロ ド ナシメントは銃を持っていたこと警官に銃で威嚇され
その後、4時間に渡り、サンドロ ド ナシメントはバスをハイジャックしました。

その模様は全国ネットでテレビ中継されました。

サンドロ ド ナシメントは
1978年7月7日 ブラジル、リオデジャネイロ生まれ。

サンドロ ド ナシメントは、母一人子一人だった。
その母も、サンドロ ド ナシメントが6歳の時に
目の前でスラム街で銃弾の被害に遭い、天涯孤独になってしまう。
そして、ストリートチルドレンとなってしまうのだった。

カンデラリア教会では、孤児たちの簡易宿泊所として、食料、教育、宗教指導等の援助を行っている場所でした。

カンデラリア教会事件が起こる

そのカンデラリア教会で事件が起こった。
1993年7月23日、サンドロ ド ナシメントが15歳の時でした。

警官が教会に向けて発砲し、8人 (目撃者の証言であり、もっと多い可能性もある) を〇害するという事件が起こりました。

その事件当日の朝、子供たちはパトカーに向かって投石をしました。
その夜、教会の前に停車した数台の車のグループは子どもたちに発砲。
8人が死亡し、数名が負傷しました。
しかし、これは現場に駆けつけたイヴォネ(子どもたちの救護活動を長年行っていた)の証言で
実際は何人だったのかも不明であるとされる。

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カンデラリア教会事件の背景には、リオの「死の部隊」

リオデジャネイロは治安が悪いことで有名だった。
親がないストリートチルドレンはお金がない、
生きていくために強盗を繰り返していたが
地域や社会から不満の声が根強かった。

さらにその治安の悪さから観光客も減り、商店街の店主や地主などは、ストリートチルドレンたちを排除しようとしていた。

その方法として、給料の安い警官や元警官などに依頼し、ストリートチルドレンに対して、排除行為をしていました。

そのグループは「死の部隊」として活動していて
部隊が犯行に及んでも、周りの目撃情報や、証言は
死の部隊に有利になるため、有罪になることは少なかったという。
ANA滋養にカンデラリア教会事件の犯人も無罪になったという。
ストリートチルドレンには住みにくい世界になっていた。

サンドロ ド ナシメントはカンデラリア教会事件の生き残りでもあった。

不幸な生い立ち、理不尽な世の中に絶望していたようでした。

バスジャック事件が起こる

社会や警察、大人に絶望していたサンドロ ド ナシメントは21歳の時
バスジャック事件を起こすことになる。

2000年6月12日、バスに乗ろうしたサンドロ ド ナシメントが銃を
持っていたことに気付いた乗客が警察に通報にしたのだった。
警官が到着、銃をもった警官がサンドロ ド ナシメント威嚇する。
その後バスをハイジャックすることになってしまう。

テレビクルーが到着した時には、規制線がまだ張られておらず、
直前まで近づくことができたという。
この様子は全国ネットで生放送された。

ブラジル発のバスジャック事件の生中継に
ブラジル国民は、テレビにくぎ付けになったいいます。

事件発生から1時間22分 午後4時2分
人質男性一人を開放、さらにもう一人男性を開放。
これで、バスの中には、女性と年寄りと非力な人ばかり9人になった。

人質の一人のジャナイーナ24歳に口紅でガラス窓に文字を書かせる。
「午後6時に全員を〇す」

「銃と手榴弾を持って来い」と叫びます。

との文字。この時の時間は午後4時30分
警察の切り札を投入。「BOPE(ボッピ」と呼ばれる
特殊警察作戦大隊でした。
市街地では世界最強と言われる精鋭揃いでした。

BOPE40名が配備された。もちろんスナイパーも
しかし、全国に生放送されているため、スナイパーによって
犯人に悲惨な姿がもしもテレビに映ってしまったらと実行できずにいたといいます。

さらに人質を一人開放、残り8人となりました。
自分の要求を聞こうとしない警察に対して
サンドロ ド ナシメントは次第にイライラの募らせます。

次にサンドロはジャナイーナに布をかけ始めました。
別の女性をジャナイーナを床に膝まづくせ、床に向かって発砲した。
実は、サンドロは狙いを外し、ジャナイーナには当たっていなかったのです。

実際はサンドロ ド ナシメントは、人質を傷つけるつもりはなく人質に協力を仰ぎ、演技をしていたというの事実だそうです。

しかじ、警察が発砲、それが、人質に当たってしまう。
さらに、パニックになったサンドロ ド ナシメントは発砲し
人質に当たってしまう。

被害者でてしまいました。

結局、サンドロ ド ナシメントは逮捕されるも数人の警察官に抑えられ、窒息してしまい、命を落とすことに。

さらに、この抑えた警察官たちは、裁判にかけられるも無罪だったといいます。

サンドロ ド ナシメントは、カンデラリア教会事件を含め
如何にブラジルの刑事司法制度が貧困層に不当であるかを訴えました。

このような矛盾な点を問題にした映画バス174は話題になり
賞もたくさん受賞しています。

映画バス174の影響

23の賞を受賞
2002年 リオデジャネイロ国際映画祭・国際審査員賞最優秀ブラジル映画・観客選出最優秀ドキュメンタリー賞

2002年  サンパウロ国際映画祭・国際審査員最優秀ドキュメンタリー賞・ドキュメンタリー映画新人監督賞

2003年 International Documentary Film Festival Amsterdam(IDFA):Amnesty Award(現在の Movies that Matter Human Rights Award)

2003年 ロッテルダム国際映画祭国際アムネスティDOEN賞

2003年 コペンハーゲン国際ドキュメンタリー映画祭・アムネスティ賞
2005年 エミー賞(Outstanding Cultural & Artistic Programming)

映画祭上映
パームスプリングス国際映画祭 (2004)
ヴァンクーヴァー国際映画祭 (2003)
サンダンス映画祭 (2003)
デンヴァー映画祭 (2003)
シドニー国際映画祭 (2003)
サンフランシスコ国際映画祭 (2003)

土曜プレミアムでバスジャック事件を放送

目撃!超逆転スクープ2 世紀の凶悪監禁犯VS決死の生還劇で放送

2018年11月3日(土) 21時00分~23時10分 の放送

番組予告では

▽10歳少女誘拐事件…地獄の監禁8年全記録!母の愛が生んだ奇跡の生還
▽史上最悪バスジャック!前代未聞の4時間TV生中継
▽矢部浩之・出川哲朗・小島瑠璃子

番組内容
世界・日本で起きた衝撃の大事件、大事故、感動の物語…実際にあった、まさかの大逆転ストーリーを描くシリーズ特番の第2弾!まさにドラマのような劇的状況や事件の真相を実録映像と再現ドラマでたっぷりと描く緊迫のVTRだけでなく、スタジオではパワーアップした大迫力のプロジェクションマッピングで犯人の行動を目撃! (1)「少女を地下室に監禁し続けた凶悪誘拐犯vs監禁3000日を生き抜いた10歳美少女」1998年オーストリアのウィーンに母子で暮らす10歳の少女がこつ然と姿を消しました。警察が捜索するも手がかりは無し…母が殺害したのではと国民から疑われる事態に。実は彼女は謎の男に誘拐され防音の地下室に閉じ込められていました。扉はコンクリート製で、出入り口は金庫でふさがれ脱出は不可能。一体どうやって脱出したのでしょうか?そして犯人がとった驚きの行動とはー。

(2)「ブラジル全土に生中継されたバスジャック犯vs乗客の救出作戦に挑んだ警察の特殊部隊」 2000年6月ブラジル・リオデジャネイロを走るバスが強盗に襲われました。21歳の犯人は拳銃を所持し乗客11人を人質にバスに立てこもります。テレビ局が事件を生中継で伝えブラジル国民はくぎ付けに…。ついに犯人が人質の1人を連れバスの外に出ると、特殊部隊の1人が発砲ー。犠牲者も出る中、その後明らかになったバス内で起きていた出来事に国民が驚くことに…。

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