エストニア号沈没事故を再現、クルーズフェリー、まるでタイタニック号!20世紀最悪の海難事故はなぜ起きたか?

エストニア号沈没事故を再現、クルーズフェリー、まるでタイタニック号!20世紀最悪の海難事故はなぜ起きたか?

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目次

エストニア号沈没事故を世界のド肝を抜いた!衝撃で放送

世界のド肝を抜いた!衝撃“神”映像
★20世紀最大級の悲劇!豪華客船沈没事故SP

2018年10月31日(水)19時00分~21時57分 の放送内容

番組予告では

まるでタイタニック号…989人の豪華客船が転覆
▼九死に一生!ギリギリで命が助かる”神”回避映像
▼超キュート!かわいい赤ちゃん&脱走アニマル
▼フェイク映像クイズ

番組内容
高速道路にヘリコプター!?サイドカーにクマ!?日常の景色を一変させた衝撃“神”映像を一挙大放出!家族揃って楽しめる映像バラエティー
▼赤ちゃんをあやす可愛すぎる猫
▼ロバvs犬vsヤギ…1番早く檻から脱走するのは?
▼タイタニックの悲劇再来!?フィンランドで起きた20世紀最悪の海難事故「エストニア号沈没」を完全再現!
▼スタジオ爆笑「動物ドッキリ」…オランウータンが手品に大ウケ&マジックでオウムが珍行動!

エストニア号沈没事故とは

1994年9月28日 バルト海で沈没した
犠牲者が852人と20世紀最悪の海難事故の一つとされる。

生存者はわずか137人。
時間帯が夜中で、発生から、沈没まで1時間くらいと早かったため
船内から脱出出来なかった人が多かった。
生き残った人は、若くて体力のある男性が多かったという。

1912年4月14日に起こった1500人以上の犠牲者が出たタイタニック号の沈没を引き合いにされる。

エストニア号の出港は

1994年9月27日19時、ストッホルムへ向けて乗客803人、乗員186人の989人を乗せて19.15エストニアのタリンを出港。

乗客の大半はスカンジナビア半島諸国民
乗員のほとんどはエストニア人だった。

貨物は満載状態で配置は均一ではなく右舷側に寄っていたという。港では僅かに傾いていたと言われている。

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エストニア号事故原因は

エストニア号は高波襲われ、船首ドア・ロックの欠陥のため、
車両デッキに海水が流入したことが原因とされている。

アラームが鳴るのが遅れたために開いた船首ドアから車両デッキに海水が流入し、エストニア号は沈没した。

エストニア号事故発生の経過

1994年9月28日

午前1時 金属音発生
1時15分 バウバイザー脱落
バウバイザーは、船首(バウ)に設けられるランプウェイを保護する装置
バウバイザー脱落したことにより、ランプウェイが開き、海水が車両甲板に流入し、船体が傾き、傾斜が転覆・沈没の主因になった

1時20分   一般警報。
1時22分   メーデー発信。
1時24分   2回目のメーデー発信シリヤ・ヨーロッパとの交信
1時28、29分 エストニアの所在する経緯度が判明、交信が途絶える
1時30分   横転
1時42分   マリエッラとヘルシンキ間で交信
1時50分   沈没、トゥルクにパン-パンが伝達される

2時5分   マリエッラ到着、シリヤ、ヨーロッパが現場指揮船となる
2時30分   シリヤ・ヨーロッパ到着、最初のフィンランド機OH-HVG離陸

2時40分   シリヤ・シンフォニー到着。
2時50分   最初のスウェーデン機Q97離陸
2時52分   イザベッラ到着
3時5分    OH-HVGが最初のヘリコプターとして到着。
3時20分   フィンジェット到着。
3時25分   フィンマーチャント到着。
4時30分   フィンハンザ到着。
7時55分   フィンジェット離脱

9時:    この時間に発見された生存者が、最後の生存者となった
10時     生存者を発見できず、遺体の回収が始まる
18時32分   捜索を縮小、民間船は現場海域から離脱

救助の様子と犠牲者

乗員乗客989人中、犠牲者は852人。(救助後に病院で1人死亡)
137人が生存し、行方不明者が757人。
遺体は94人が回収された。

船舶による直接の救助者は34人
ヘリコプターによる救助者が104人

夜中で就寝中ということ、浸水から沈没までの時間がとても短ったことから
船内から外部へ面した甲板まで脱出できたのは300人ほど
その内救助されたのは半分以下の138人。
さらに、生き延びた人々は、頑健な若者、男性が多かった。

男性は504人中111人、女性は485人中26人の生存。
55歳以上は7人。15歳以下は1人。

犠牲者の国別は

スウェーデン501人、エストニア285人、ラトビア17人、ロシア11人、
フィンランド10人、ノルウェー6人、ドイツ、デンマーク各5人、
リトアニア3人、モロッコ2人、
イギリス、ウクライナ、オランダ、カナダ、ナイジェリア、フランス、ベラルーシ各1人。

エストニア号の影響

エストニア号の沈没事故は船舶の安全基準と救命いかだの設計に大きな影響を与えました。

1999年には、全ての旅客船乗組員に対して群衆管理、危機管理と人間行動訓練が求められた。

遭難信号とイーハブ(E-PIRB、非常用位置指示無線標識装置)の起動は自動式になり、船が沈んだ事実と位置が速やかに明らかなるようなった。

国際海事機関は海上における人命の安全のための国際条約の改正

救命いかだ・救命艇の新たな規制を設けた。
最低一隻は、荒れた海でも運用可能な高速救命艇であるように。

さらに
130m以上のRo-Ro客船へのヘリコプター甲板の装備が義務化

その後の海難事故防止の礎になっている。

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